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こんにちは。
前回は、プログラミング未経験の私がAIを相棒に、自作HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の構築を始めた経緯をご紹介しました。
まだ第1回をご覧になっていない方は、こちらから読むと流れが分かりやすくなります。
▶ 知識ゼロからAIと作る!Home Assistantでポータブル電源を「家庭用蓄電池」にしたHEMS構築記
今回は、そのシステムの中心となっている**EcoFlow Delta Pro 3(以下、DP3)**を、なぜ「ポータブル電源」ではなく「家庭用蓄電池」として購入したのか、その理由をお話しします。
実は、最初からHome Assistantで高度な自動化をするつもりだったわけではありません。
きっかけはもっと単純でした。
「200万円近い家庭用蓄電池は、とても買えない。」
そこからすべてが始まりました。
太陽光発電は導入。でも蓄電池は見送った
新築住宅を計画していた当時、電気料金は上がる一方でした。
そのため、太陽光発電は迷わず導入することにしました。
しかし、住宅メーカーから提案された家庭用蓄電池は工事費込みで100万円を超え、高いものでは200万円近くします。
もちろん、停電対策や自家消費率の向上など多くのメリットがあります。
それでも、私が一番気になったのは「本当に元が取れるのか」という点でした。
何度試算しても、私の環境では投資回収までかなりの年月が必要という結果になり、この時点では蓄電池の導入を諦めました。
コストコで見つけた「家庭用蓄電池候補」
そんなある日、コストコで見つけたのがEcoFlow Delta Pro 3でした。
私が購入した価格は215,800円。
現在はセールでもっと安く販売されることもあります。
最初は正直、
「ポータブル電源に20万円以上も出す人なんているの?」
と思っていました。
ところが調べれば調べるほど、この製品は一般的なポータブル電源とはまったく違うことが分かってきました。
「ポータブル電源」ではなく「蓄電池」と考えた
DP3にはリン酸鉄リチウムイオン電池が採用されており、約4,000回の充放電後でも容量80%を維持するとされています。
さらに最大4,000W出力、200V機器への対応など、家庭用設備として見ても十分な性能を備えています。
もちろん住宅に固定設置する蓄電池とは用途が異なります。
しかし、
「昼間に発電した電気を貯めて、夜に使う」
という私の目的には、十分すぎる性能でした。
我が家の200Vエアコンもそのまま動いた
我が家のリビングエアコンは200V仕様です。
DP3は200V出力に対応しているため、特別な工事をすることなく、そのままエアコンを動かせます。
200V対応の延長ケーブルは選択肢が少なく、私もかなり探しましたが、現在はPanasonic製の200V対応延長ケーブルを使用しています。
こうした周辺機器についても、今後別の記事で詳しく紹介する予定です。
本当に元は取れるのか計算してみた
私が契約しているのは、東北電力の「よりそう+スマートタイム」です。
昼間は電気料金が高く、太陽光の余剰電力は16円/kWh程度で売電されます。
一方、昼間に購入する電気は約36.86円/kWh。
つまり、余剰電力を売るよりも、自宅で有効活用した方が経済的な場面が多くあります。
私の試算では、DP3を活用することで年間約4〜5万円の節約が期待できました。
もちろん、これは私の契約プランや生活スタイルを前提とした試算であり、すべての家庭に当てはまるわけではありません。
それでも購入価格約21.5万円を基準にすると、私の環境では約4〜5年で回収できる可能性があるという結論になりました。
この試算が、購入を決断する大きな後押しになりました。
でも、人間には制御しきれなかった
ここで一つ問題がありました。
DP3はアプリから50W単位で充電速度を調整できます。
しかし、太陽光発電は雲がかかるだけで発電量が大きく変わります。
晴れたから充電を800Wに。
曇ってきたから500Wに。
また晴れたから700Wに。
これを一日中手動で操作するのは、現実的ではありません。
「誰かが代わりに操作してくれたらいいのに。」
そう思ったのが、Home Assistantに興味を持つきっかけでした。
まとめ
当時の私は、Home Assistantの存在すら知りませんでした。
欲しかったのは、「少しでも電気代を節約できる蓄電池」だけです。
しかし、EcoFlow Delta Pro 3を調べていくうちに、
「もっと賢く制御できる方法があるのでは?」
という疑問が生まれました。
その答えが、Home AssistantとAIでした。
この出会いによって、ただのポータブル電源だったDP3は、我が家のHEMSの中核へと進化していきます。
次回は、プログラミング経験ゼロの私が、なぜHome Assistantを導入することになったのか。そしてAIをどのように活用して構築を進めていったのかをご紹介します。


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