固定式蓄電池は本当に必要?私がEcoFlow Delta Pro 3を家庭用蓄電池として選んだ理由

Home Assistant

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こんにちは。

前回は、プログラミング未経験の私がAIを相棒に、自作HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の構築を始めた経緯をご紹介しました。

まだ第1回をご覧になっていない方は、こちらから読むと流れが分かりやすくなります。

知識ゼロからAIと作る!Home Assistantでポータブル電源を「家庭用蓄電池」にしたHEMS構築記

今回は、そのシステムの中心となっている**EcoFlow Delta Pro 3(以下、DP3)**を、なぜ「ポータブル電源」ではなく「家庭用蓄電池」として購入したのか、その理由をお話しします。

実は、最初からHome Assistantで高度な自動化をするつもりだったわけではありません。

きっかけはもっと単純でした。

「200万円近い家庭用蓄電池は、とても買えない。」

そこからすべてが始まりました。


太陽光発電は導入。でも蓄電池は見送った

新築住宅を計画していた当時、電気料金は上がる一方でした。

そのため、太陽光発電は迷わず導入することにしました。

しかし、住宅メーカーから提案された家庭用蓄電池は工事費込みで100万円を超え、高いものでは200万円近くします。

もちろん、停電対策や自家消費率の向上など多くのメリットがあります。

それでも、私が一番気になったのは「本当に元が取れるのか」という点でした。

何度試算しても、私の環境では投資回収までかなりの年月が必要という結果になり、この時点では蓄電池の導入を諦めました。


コストコで見つけた「家庭用蓄電池候補」

そんなある日、コストコで見つけたのがEcoFlow Delta Pro 3でした。

私が購入した価格は215,800円

現在はセールでもっと安く販売されることもあります。

最初は正直、

「ポータブル電源に20万円以上も出す人なんているの?」

と思っていました。

ところが調べれば調べるほど、この製品は一般的なポータブル電源とはまったく違うことが分かってきました。


「ポータブル電源」ではなく「蓄電池」と考えた

DP3にはリン酸鉄リチウムイオン電池が採用されており、約4,000回の充放電後でも容量80%を維持するとされています。

さらに最大4,000W出力、200V機器への対応など、家庭用設備として見ても十分な性能を備えています。

もちろん住宅に固定設置する蓄電池とは用途が異なります。

しかし、

「昼間に発電した電気を貯めて、夜に使う」

という私の目的には、十分すぎる性能でした。


我が家の200Vエアコンもそのまま動いた

我が家のリビングエアコンは200V仕様です。

DP3は200V出力に対応しているため、特別な工事をすることなく、そのままエアコンを動かせます。

200V対応の延長ケーブルは選択肢が少なく、私もかなり探しましたが、現在はPanasonic製の200V対応延長ケーブルを使用しています。

こうした周辺機器についても、今後別の記事で詳しく紹介する予定です。


本当に元は取れるのか計算してみた

私が契約しているのは、東北電力の「よりそう+スマートタイム」です。

昼間は電気料金が高く、太陽光の余剰電力は16円/kWh程度で売電されます。

一方、昼間に購入する電気は約36.86円/kWh。

つまり、余剰電力を売るよりも、自宅で有効活用した方が経済的な場面が多くあります。

私の試算では、DP3を活用することで年間約4〜5万円の節約が期待できました。

もちろん、これは私の契約プランや生活スタイルを前提とした試算であり、すべての家庭に当てはまるわけではありません。

それでも購入価格約21.5万円を基準にすると、私の環境では約4〜5年で回収できる可能性があるという結論になりました。

この試算が、購入を決断する大きな後押しになりました。


でも、人間には制御しきれなかった

ここで一つ問題がありました。

DP3はアプリから50W単位で充電速度を調整できます。

しかし、太陽光発電は雲がかかるだけで発電量が大きく変わります。

晴れたから充電を800Wに。

曇ってきたから500Wに。

また晴れたから700Wに。

これを一日中手動で操作するのは、現実的ではありません。

「誰かが代わりに操作してくれたらいいのに。」

そう思ったのが、Home Assistantに興味を持つきっかけでした。


まとめ

当時の私は、Home Assistantの存在すら知りませんでした。

欲しかったのは、「少しでも電気代を節約できる蓄電池」だけです。

しかし、EcoFlow Delta Pro 3を調べていくうちに、

「もっと賢く制御できる方法があるのでは?」

という疑問が生まれました。

その答えが、Home AssistantとAIでした。

この出会いによって、ただのポータブル電源だったDP3は、我が家のHEMSの中核へと進化していきます。

次回は、プログラミング経験ゼロの私が、なぜHome Assistantを導入することになったのか。そしてAIをどのように活用して構築を進めていったのかをご紹介します。

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